今から約420年前の天正11年(1583年)に佐竹義宣公の開基により雲雪上人が開山されました。最初は水戸城西新本町(現在の栄町)にありましたが、寛文年中(1661〜1673年)に徳川光圀の命により現在の場所(上水戸)に移されました。寺も興隆でこのあたりの人々の深い信仰を集めていましたが、亨保年中(1730年頃)にこの一帯に大火があり、この光台寺も類焼し寺燈を焼跡に小宇で保つ苦しい時代が続きました。この当時それを憂いた一信徒が寺の再建興隆を祈願し、その家に代々伝わる不動尊像を寺に納められたのが、現在の光台寺厄除不動として境内のお堂に安置され、人々の信仰に守られて法燈が受け継がれてまいりました。その後、幾多の変遷を経て、明治の初期に実善上人により本堂庫裡が建立され現在の基礎を作られました。明治44年には善随上人により現在の本堂が建立され、昭和42年に善雄上人により現在の庫裡が新築され、平成3年には邦雄上人により山門の改築、本堂及び庫裡境内の改修を経て今日に至っています。

光台寺 本堂

遍照山 義宣院 光台寺
光台寺の歴史

厄除不動尊